本文へスキップ

『週刊報道サイト』がwebで生まれ変わりました

詳細記事HEADLINE

    

中国大陸から眺めた日本列島(歴史認識その2)(3/11)

 

 国民国家間の戦争は実にややこしい。

 帝国主義時代の戦争は、人・物・金を含め、国家総動員体制の完成度が勝敗の分かれ目だった。そして国家総動員体制が軍事力のみならず、政治力・経済力の基板でもあり、国力の源でもあった。国家総動員体制の構築に成功した国家こそが「国民国家」で、国民国家は帝国主義国家となり、国民国家化に遅れた国々を圧倒した。 民主主義すらも、リアルに考えれば国民国家化の武器に過ぎず、歴史を通じて人類の理想が具現化した、なんて訳ではない。

 国家総動員体制の構築のため、国家は自己の存続を賭けて民主主義を取り入れる。武力のみでは強力な国家総動員体制の構築は困難、軍事力、経済力、各種の宗教やイデオロギー、ナショナリズム、様々な武器の組み合わせが考えられる中、民主主義は有効な基軸的な支配の装置足りうる。

  中国が欧米的な観点での民主主義構築に遅れを取るのは、現在の中国では、民主主義化が必ずしも国家総動員体制に寄与しないからに他ならない。帝国主義の時代が遠く過ぎた現在でも、国家総動員体制の構築度合いは、当該国の国益を大きく左右する。

  欧米流の民主主義の諸制度は整ってはいなくても、中国政府は国民の声を聞かざるを得ない面も大きい。逆に成熟した民主主義を誇る日本すら、近年は馬脚を表す局面も多いように見える。




会員番号

記事の全文を読むには、会員番号が必要なページがあります。
会員番号は、下記銀行口座にお振込いただくと、入金の確認ができ次第、メールで会員番号を発行いたします。


■会員登録料のお支払い
個人会員 年間登録料 60,000円
法人会員 年間登録料 240,000円
銀行口座へのお振込でお願いします

■お振込先
三菱東京UFJ銀行 亀戸北口支店 普通 0033595
週刊報道サイト株式会社

■お問合せ先メールアドレス
 メールアドレス info@hodotokushu.net



お知らせ

 

 2013年11月21日に第2回セミナーを開催しました。セミナーの光景はSCHEDULEをご覧ください

お問合せメールアドレス info@hodotokushu.net

記事を募集します

 週刊報道サイトでは、さまざまなジャンルの記事を募集しています。 出来事・告発・発見etc。情報提供も歓迎します。面談の上採用分には規定による原稿料をお支払いいたします。編集作業に興味ある方もご連絡ください。

連絡先メールアドレス info@hodotokushu.net

週刊報道サイト株式会社

【本社】

〒136-0071
東京都江東区亀戸2-42-6-304

広告

広告募集中です