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石井進二代目稲川会会長と山本健一三代目山口組若頭の関係から、任侠道を考察する(その2)(平成26年6月24日)


山本健一(左)三代目山口組若頭と石井隆匡(右)初代稲川会理事長の兄弟分になりたての若い頃
 
石井進二代目稲川会会長

 山本健一三代目山口組若頭
 

 代表の佐藤昇が取材活動の過程で、見識深い目上の方々より、雑談で、ご教諭いただいた断片的な情報を、独自にまとめて、任侠道って何なのかを、皆様に問題提起していきます。

  <序説>

 1972年、石井進二代目稲川会会長と山本健一三代目山口組若頭は、五分の兄弟盃を交わしていた。

 それは、単なる盃外交によるものではなく、日本人の本物のヤクザ同士の、真の誓いだったようだ。 (その1

 <本節>

 山本健一三代目山口組若頭は、田岡一雄三代目山口組組長という、山口組を名実ともに日本一にした「日本一の親分」の、「日本一の子分」であろうとし、それを、有言実行し、体現した、極めて優れた本物のヤクザだ。

  山本健一三代目山口組若頭は、「ピスケン」とか、「イケイケのヤマケン」等の、あだ名が、当局からも、畏怖されてつけられる、最高級の武闘派ヤクザだ。

  普通に思考すると、とても近寄りがたい人柄を想像してしまうが、実際は、極めて、魅力あふれる人柄であったようだ。

 そのエピソードをご紹介する。

 石井進二代目稲川会会長と山本健一三代目山口組若頭は、夜の銀座を仲良く歩いていたそうだ。

 石井進二代目稲川会会長は、身長百七十数センチのスマートで、当時からアルマーニのスーツをビシッと決めて、そして、山本健一三代目山口組若頭は、身長百六十数センチのミニタンクの様なガッシリで、その姿は、デコボココンビと呼ばれていたそうだ。

 本当に、仲が良かったことが、偲ばれる。

 また、山本健一三代目山口組若頭は、実は、とても愛嬌のある人柄で、それ故に、あれだけの人材が幹部として集まったのだろう(五代目山口組は、山健組出身者達がその中枢の多数を占めておりました)。

 きっと、その幹部達は、現在のようなシステマチックな上納制度ではなく、本当に、山本健一三代目山口組若頭の、とても愛嬌のある人柄や、その人徳に、資金を率先して寄付する気持ちで浄財していたのであろう。

  佐藤昇は、この御三方には、三国志演義の桃園の誓いが連想される。劉備が田岡一雄三代目山口組組長で、関羽が石井進二代目稲川会会長で、張飛が山本健一三代目山口組若頭だ。

 なので、田岡一雄三代目山口組組長は、山本健一三代目山口組若頭のことを、日本一喧嘩が強いという点ではなく、その真っ直ぐな人柄と、名うての精鋭の若者達が引き寄せられてくるような魅力あふれる人徳に、絶大な信頼を置いていたことが、容易に推察できます。

  この時分までだったのであろうか、真の日本人のヤクザの本物の任侠道の矜持があったのは

 経験豊富で、見識深い目上の方々は、皆、現在の状況を、嘆いておりました。

 だから、佐藤昇は、この「週刊報道サイト」というツールで、完全堅気の生粋の日本人としての立場から、真の日本人の矜持を取り戻すために、跳ねっ返ってみます

 石井進稲川会二代目会長について 平成26年5月27日記事平成26年6月3日記事


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