本文へスキップ

『週刊報道サイト』がwebで生まれ変わりました

詳細記事HEADLINE

    

中国大陸から眺めた日本列島(歴史認識その6)(6/24)

 

 吾輩は中国人、名前はまだない。

 本日の題材は再び歴史認識に(その6)。

 中国では今、フランス革命の学習がブームになっているが、日本人が誤解している点を一つ。

 フランス革命は近代化の契機であったと言われるが、国家総動員体制の構築という観点から見ると、あまりにも犠牲が大きく、成功した革命とは言えなかった。

 英国やプロイセンの方が、はるかに少ないコストで国民国家化に成功した。

 このことが、その後の世界史の中でのフランスの地位を決めた。

 そうした意味でプロイセンを範として明治維新を断行したのは、日本の成功といえた。

 フランスにせよソ連にせよ、大陸国家は急進的な改革に流れやすいが、理想主義的な改革が成功した事例は世界には一つもない。

 大陸国家である我が中国も、毛沢東は国民の喝采の中で急進的な改革を断行したが、少なくとも経済面では大失敗であった。

 ただ毛沢東の存在は、中国の「国民国家」化には大きな意味があった。

 ケ小平の斬新改革は、経済的には中国を潤わした。

 この路線も今や壁にぶち当たり、急進的な処方を望む声も出て来てはいるが、先が見えない中でも地道な改革を積み重ねていく事こそが、私は中国の、そして世界経済の成功の道と考えている。

 そして最後に、英国の没落要因が植民地経営の賞味期限切れだとすれば、米国の没落要因は国民国家の賞味期限切れである。

 EUやASEANなどの地域協定も、国民国家を脱却する試みの一つ。

  そして我が中国も、新しい世界の未来を地道な改革の延長線上に、見据えなければならない時期に来ている。




会員番号

記事の全文を読むには、会員番号が必要なページがあります。
会員番号は、下記銀行口座にお振込いただくと、入金の確認ができ次第、メールで会員番号を発行いたします。


■会員登録料のお支払い
個人会員 年間登録料(ご支援金含む) 60,000円
法人会員 年間登録料(ご支援金含む) 240,000円
銀行口座へのお振込でお願いします

■お振込先
三菱東京UFJ銀行 亀戸北口支店 普通 0033595
週刊報道サイト株式会社

■お問合せ先メールアドレス
 メールアドレス info@hodotokushu.net



お知らせ

 

 2013年11月21日に第2回セミナーを開催しました。セミナーの光景はSCHEDULEをご覧ください

お問合せメールアドレス info@hodotokushu.net

記事を募集します

 週刊報道サイトでは、さまざまなジャンルの記事を募集しています。 出来事・告発・発見etc。情報提供も歓迎します。面談の上採用分には規定による原稿料をお支払いいたします。編集作業に興味ある方もご連絡ください。

連絡先メールアドレス info@hodotokushu.net

週刊報道サイト株式会社

【本社】

〒136-0071
東京都江東区亀戸2-42-6-304

広告

広告募集中です