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「“M資金”女サギ師御用、偽預金証書見せ1300万円詐取。」他(26/8/26)

「“M資金”女サギ師御用、偽預金証書見せ1300万円詐取。」 (1984/04/24 日本経済新聞朝刊)

 警視庁捜査二課と愛宕署は、第一勧銀京都支店の名前を使った額面六枚九十九億九千万円の偽造預金証書などを見せたうえ「国債還付金の受取名義人になってほしい」と都内の開業医に話をもちかけ、千三百万円をだまし取っていた男女二人組の詐欺グループを突きとめ二十三日、主犯格の女(他の事件で刑の執行停止中)を東京高検に引き渡し、もう一人の共犯を詐欺の疑いで逮捕した。

 東京高検は同日中にこの女を東京拘置所に収監した。

 偽造預金証書は、ほかにも数十通が全国に流れていると見られ、同課はほかにも余罪があるものと見て追及している。

 収監されたのは東京都練馬区豊玉上一ノ一三、無職、青柳ハツ(57)。逮捕されたのは渋谷区神宮前五ノ四六ノ二九、宗教法人「真龍光翔教会」代表役員、樋口千尋(41)。

 調べによると、青柳らは昨年二月、都内のホテルで港区内の開業医に「樋口の父親が持っている膨大な額の国債の利息は今では数千億円になる。今度受け取る還付金の一部の六百億円で、宗教団体の総合病院を作る予定だが、あなたに経営をまかせたい」と話をもちかけた。

 青柳らはさらに「還付金を一人で受け取ると税金上の難しい問題があるので、事業責任者になるあなたに受取名義人になってほしいが、そのための手続きなどで七百万円かかる」と言って七百万円をだまし取ったのをはじめ、計四回にわたり千三百万円をだまし取っていた疑い。

 青柳らはその際、第一勧業銀行京都支店発行の普通預金証書(額面金額九十九億九千万円)六枚と同支店発行の「受領権登録証明書」一枚を渡して信用させていたが、いずれもニセ物だった。

 青柳はいわゆる“M資金”詐欺グループの中では知られた存在で、四十七年三月と五十年十月詐欺などの疑いで逮捕され五十七年二月、懲役二年六月の実刑判決を受けた。

 その後、病気療養を理由に刑の執行が停止され、指定された病院に入院せずに都内の一流ホテルで暮らしていた。

 「中野署、融資話の男・新名栄を逮捕――東京でも「ニセ証書」100万円詐欺。」 (1982/05/13 日本経済新聞朝刊)

 東京・中野署は十二日までに、大蔵省発行の利付国債、建設資金など額面千六百億円の「引渡書」と、額面三千二百億円の三菱銀行別段預金証書を偽造して、都内の会社社長に「大蔵省の裏金を融資してやる」と持ちかけ、百万円の小切手を手数料としてだまし取っていた男を詐欺容疑で逮捕した。

 十一日には大阪市内でニセの「利付国債引換証」を換金しようとした事件が明るみに出たばかり。

 同署では手口が極めて似ていることから背後に国債をネタにしたM資金グループがあるものとみて調べている。

 「大阪でありもせぬ「国債引換証」――100億円あわや換金。」 (1982/05/12 日本経済新聞朝刊)

 額面が百億円で大蔵省理財局発行の「利付国債引換証」と銘うったニセの預かり証が大阪市内の金融業者に持ち込まれ、換金されようとしていたことが十一日、明るみに出た。業者が不審に思って大阪府警に連絡、今のところ実害はないが、これまでにも「M資金」やニセの「別段預金証書」をネタにした詐欺事件が東京、大阪などで相次いでいることから、大阪府警捜査二課では詐欺未遂などの容疑で捜査を始め、これまでにあった他の同様の事件との関連などを調べている。

 このニセ利付国債引換証は四月末、大阪市内の大手金融業者に持ち込まれた。持ち込んだのは同市内の金融ブローカーで、「引換証の名義人の東京都江東区内に住む資産家Aさんから頼まれ、これ以外に二百億円分ある。

 今秋にも国会解散が予想され、総選挙に向け選挙資金が必要なので換金したいとAさんは言っている。

 必要ならば本人の実印と印鑑証明を持参する」と述べて買い取ってくれるよう持ちかけた。

 証書は「額面百億円」で「大蔵省理財局特別財産課」発行となっているが、よく見ると(1)交付日が横書きで単に「6―6」となっているだけで、発行年月日がはっきりしない(2)償還日の記入がないうえ、大蔵省印が小さい(3)国債の場合にある発行回数がない――など不審な点が多いため、大阪府警捜査二課に届けた。

 同二課が大蔵省に問い合わせるなど調べたところ、利付国債の「引換証」というものは全く存在しないことが判明。

 大蔵省国債課では「これまでのところ被害は聞いていない。国債は引換証でなく、引き受け証券会社が買受人に保護預かり証を発行するのが普通。

 一枚で額面百億円という金額はありえないし、“引換証”なるものが発行されたことはない」と言っている。

 


 
林信秀(57才)頭取  旧富士銀行派閥  東京大学経済学部卒

 2014年3月28日に株主代表訴訟が提訴されました。林信秀頭取は、国際畑を歩み、国内での裏金作りスキームに一切タッチしていなかったので、消去法で頭取に選ばれたと推察いたします。何も知らないことは、一番強いことです。なので、この株主代表訴訟の係争を契機に、及川幹雄被告を現場責任者として行った、代々脈々と受継がれている裏金作りスキームの膿を出し切ることを望みます。

 
塚本隆史(63才)元頭取
旧第一勧業銀行派閥
京都大学法学部卒
既に辞任済
 
佐藤康博(62才)前頭取
旧日本興業銀行派閥
東京大学経済学部卒
既に辞任済
 
及川幹雄(51才)
旧第一勧業銀行派閥
日本大学法学部卒
未だ逮捕されず

及川幹雄被告からの着信履歴です。
みずほ銀行への及川幹雄被告からの伝言メッセージです。内容は「自首をする」と言ってますよ。代表佐藤昇    
 
佐藤昇(42才)
生涯無派閥
専修大学法学部卒
既にパンチドランカーでポンコツ済

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みずほ銀行詐欺被害者の会

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